合気道は武術です。 稽古時の安全を確保するため、以下を考慮した髪型にしてください。

  1. 髪が長い場合、稽古中は束ねることを推奨します。

    • 長い髪を束ねない状態で稽古をすると、倒れた際に広がるため、 押さえ技・固め技を行った際に踏まれて危険です。
  2. 入門段階で まだ受け身が取れない方 は、髪を束ねる際、 受け身の練習で邪魔にならない場所に結び目を作ってください。
    center:結び目の位置

    1. 前回り受け身ができるようになるまでは、 前頭部、頭頂部、後頭部に結び目があると受け身の練習の際に畳に当たると痛いのでおすすめしません。 特に前頭部~頭頂部(図の×の部分)に結び目を作るのは避けてください。

    2. 結び目は耳の後ろのあたり(図の○の部分)など、頭の低い位置に作るのが比較的じゃまになりにくくておすすめです。

  3. 一方で、スキンヘッドや五厘刈りのように一定以上短くしている場合、 頭部に木刀がかすった場合などに怪我をするリスクが上がります。 みなみ野の稽古は初心者向けで、危険な技は行わないため、問題にはなりませんが、 頭部の防御力という観点では坊主の場合も1cm程度は髪を残すことをおすすめします。

補足情報

上記の結び目を避ける位置は、入門者向けのガイドラインで、 受け身ができるようになった後は、基本的に頭部は地面にあまり接触させないので、 束ねてあれば、結び目の位置はどこでも構いません。

合気道の稽古を続けている女性は髪を肩にかからない程度の短めの長さにしている人が多いようです。 何人かに短くしている理由を聞いてみたのですが、「踏まれるから」という方が大半でした。